被リンクとは?SEO対策でのメリット・注意点・チェックツールを紹介

良質な被リンクを獲得することは、SEO対策において非常にメリットがあります。
そこでこの記事では、被リンクの定義・メリット・デメリット・獲得方法などを解説します。
目次
被リンクとは自社サイトのリンクが他のサイトで掲載されること
被リンクとは、他社のWebサイトに自社のWebサイトにリンクが掲載されることを指します。
多くの場合、
- Webサイト・ページを紹介する
- Webサイトの文言を引用する際の出典として記す
- Web上のコンテンツについて言及する
などの目的で自社のWebサイトにリンクが設置されます。
そして、被リンクはSEO対策として有効です。なぜなら、被リンク元のサイトが持つ権威性は、Googleの評価基準とされているためです。
Googleから「被リンクが多く、他者から紹介されているWebサイト」とみなされれば、自社サイトが検索結果において上位に表示されやすくなります。
良質な被リンクを増やすことでSEO対策にメリットがある
前述の通り、良質な被リンクを増やすことで、SEO対策にメリットがあります。
良質と判断されるために重要なポイントは、
- 前述した3つの目的のような自然な理由で設置されている
- 掲載先との関連性が高い
などの点です。
被リンクが高い評価を受けると、クローラーが巡回に来やすくなります。クローラーとは、GoogleがWebサイトを評価するためのプログラムです。
その結果、Webサイト自体の実績・信頼性(ドメインパワー)が上がり、検索上位に表示されることになります。
ペナルティあり!悪質な被リンクに関するデメリット(注意点)と対処法
SEO対策において逆効果となってしまう悪質な被リンクも存在します。ここでは、悪質な被リンクのデメリットと対処法について解説します。
被リンクの購入を控える
本来、被リンクの購入自体、Googleが禁止している行為です。そのため、被リンクを購入することはペナルティの対象になり得ます。
Googleは有料リンクの販売業者を監視しており、順次対策を行っています。たとえ自社が契約しているSEO業者から購入を勧められたとしても、ペナルティの対象になるため断りましょう。
また、なかには悪質なSEO業者も存在するため、業者との契約内容に有料の被リンクがないかについてしっかり確認することをおすすめします。
その他、Googleのガイドラインに外れた被リンクに注意する
Googleでは、Webサイトの品質ガイドライン違反として、被リンクの購入を含む13の項目を提示しています。
たとえば、
- コンテンツの自動生成
- 不正なリダイレクト
- 隠しテキストや隠しリンク
- コンテンツの無断複製
などの事項です。
上記の項目に該当する被リンクは、トラブルの元凶になります。品質ガイドラインの項目と照らし合わせて、自社サイトに悪質な被リンクがないかをチェックしましょう。
出典:Google検索セントラル「Webmaster Guidelines」
悪質な被リンクには2つの対処法がある
既に悪質な被リンクに関わってしまっているときは、
- 直接削除依頼をする
- リンク否認ツールを使う
の、2つの方法で対処できます。
被リンクを設置したWebサイトの管理者と連絡が取れる場合、直接削除を依頼してみましょう。連絡が取れない場合や、悪質な被リンクの数が多い場合には、リンク否認ツールを使用します。
リンク否認ツールは、Googleが公式に提供している対応策です。
操作は、
- 否認したいリンクをまとめる
- 専用ページにアクセスする
- アップロードする
の3つのステップで完了します。
被リンクの調べ方!無料のチェックツールを一覧で紹介
被リンクを定期的にチェックすることが、トラブルを防ぐことにつながります。
無料で被リンクを調べられるツールには、
・Google Search Console|獲得した被リンクが一目で分かる
・hanasakigani.jp|全体の被リンクの数が分かる
の2つがあります。
前者のツールでは、SEOの情報を確認することも可能です。
また、後者では自社サイトだけでなく、他社の状況を確認できます。
Webサイトを運営するのであれば、いずれも導入して損はないツールです。
被リンクを増やす・獲得する2つの方法
被リンクを増やすための方法は大きく分けて、
- コンテンツSEOを強化する
- テクニカルSEOを強化する
という2つの種類があります。
①コンテンツSEOを強化する
コンテンツSEOとは、検索ユーザーにとって有益なコンテンツを作成するSEO対策のことです。コンテンツSEOを行い、他者に推奨したくなるようなコンテンツを作成すれば、被リンクを増やすことにつながります。
具体的な対策としては、
- ユーザーの検索意図に合致するタイトルや見出しを設計する
- 図や表などの資料を活用して詳細な記事にする
- 改行やフォントの強弱などで体裁を整える
- 専門性を高める
などの方法が挙げられます。
上記のように、内容が詳細であるだけでなく、ユーザーにとって読みやすく整理されていることも重要です。
②テクニカルSEOを強化する
テクニカルSEOとは、Webサイトの仕組みを強化するSEO対策のことです。
テクニカルSEOには、
- コンテンツの冒頭や末尾にシェアボタンを設置して拡散を狙う
- リンク切れを起こしている被リンクページに置き換える
- 使いやすいインフォグラフィックを作成して提供する
などの方法があります。
他サイトが被リンクを設置したくなるような仕組みづくりが重要です。
権威性とは?SEOマーケティングでの意味やEAT・YMYL等も
SERPs(サープス)とは?SEOとの関連・構成要素・仕組み等を解説
まとめ
他サイトに被リンクが設置されることは、自社のSEO対策として有効です。
良質な被リンクを増やして検索上位を目指しましょう。
ビズパレットデザインでは、被リンクの増やし方を含めたWebマーケティングの施策を、ご要望に応じて対応いたします。お困りの際にはぜひご相談ください。

GMOデジタルラボ株式会社が運営する、ウェブサイト制作・運用サービス「BizPalette Design」
Webサイト制作から広告運用代行やSEOを通して、企業が抱えるWeb課題に価値のある成果を提供しています。